まさかの。
女優の竹内結子さんの訃報を今朝、
ネットニュースで知りました。
私と同じくらいの歳で、同じ子供を持つ母として、とても残念でなりません。
一線を越えてしまった人がどのような気持ちであったか、もう知るよしもありません。
ただ、母として、子供を置いていってしまうという決断をするのは、相当な精神状態だったのでしょう。
私自身、遺族になったことがあります。
子供が9ヶ月の時でした。
食事を無理やり食べても、味がしない。
情緒不安定になり、夜も眠れず
涙を流しては、前向きに生きよう!と、
様々な感情の波を漂って、ようやく本当に落ち着きのある生活ができるようになったのは、
10年が過ぎた後でした。
子供には偽りの死因を伝えてあります。
嘘をつき続ける心苦しさもあるけれど、
それよりも子供を傷つけるようなことは
教えたくない。
知らない方が幸せなこともある。
そう迷って、もう12年が経ってしまいました。
今も、亡くなった人の気持ちは分からない。
それでも、遺された人もまた、悲しみの渦に巻き込まれないように、
自分の為に、誰かの為に、歯を食いしばって
生きていかなければならない。
故人を責めても、遺された人を責めても、
自分を責めても、もう逝ってしまった人は戻らない。
誰かのせいでもない。
ただ、そうなってしまっただけのこと。
あるがままの現実を受け止めることは、
粉々になった心を拾い集めるような、
長く険しい道のりだけど、
どうか、遺されたご家族に
1日も早く 穏やかな生活が訪れますように。
私にできることは、画面に文字を打ちながら、
祈ることしかできないけれど、
切に 切に願います。